「東京六人組コンサート」の企画趣旨

5月30日に杉並公会堂小ホールで「東京六人組」のコンサートを企画しました。

Facebookグループ「クラシックを聴こう!」のイベントですが、グループに興味のある方、クラシック音楽が好きな方なら、どなたでも歓迎です。

コンサートの企画趣旨

2016.05.30東京六人組コンサート
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「クラシックを聴こう!」は「クラシック初心者にやさしいグループ」であることを目標としています。クラシック音楽のたのしみを、初心者目線で伝えていきたいし、Facebook上のやりとりだけでなく、実際にイベントも企画していきたい、と考えています。一般社団法人クラシックを聴こう協会は、それを実現するために設立した協会です。

クラシック音楽といえば、やはり「本場」のベルリンフィルやウィーンフィルが人気です。しかし、ふと気がつくと日本も「本場」に迫っています。日本人の演奏家のレベルがあがり、オケのレベルがあがり、そして、多数のコンサートが開催されているのです。とくに東京は、世界に冠たるクラシック都市であるといっても過言ではありません。このレベルの高さ実感してもらえることができれば、音楽の楽しみ方の幅がひろがります。それを願って、このコンサートを企画しました。

 

東京六人組コンサートを企画した五つの理由


1. 室内楽のたのしみを知ってもらいたい
クラシック初心者はたいていオーケストラが好きです(もちろん私も好きです)。ピアノやバイオリンやチェロも好きです。でも、室内楽が「穴」になっていることが多いように思います。室内楽をたのしめるようになると、クラシックの楽しみ方の幅が、ぐっとひろがります。


2. 演奏家の真の姿・実力がわかる
大編成×指揮者のオーケストラよりも、小編成で指揮者なしの室内楽のほうが、生身の演奏家を実感できます。ソロ演奏も楽しめれば、まさに「息をあわせる」ところも実感できる。それも今回は、6人もの息がぴったりあう体験。なかでも「六重奏曲」では「かけあい」のすごさを味わえます。まるで楽器同士が仲よくしたり、ちょっとケンカしたり、また仲直りしたり、将来を語らったりという雰囲気なんです。


3. 日本人演奏家の実力がわかる
東京六人組は、日本のトップクラスの演奏家が結成したグループです。日本人演奏家の「現在位置」を実感できます。「本場ヨーロッパの演奏家に比べると、日本人演奏家なんてまだまだ」と思いこんでいる人にこそ、来ていただきたい。聴いてもらいたい。「音色」にしびれます。


4. 日本人作曲家の実力がわかる
そしてまた見逃せないのが、「くるみ割り人形組曲」「亡き王女のパヴァーヌ」「ボレロ」の3曲は日本人が編曲した作品であるということ。弦もトロンボーンも不在の六人組なのにボレロ。でも、聴くとまぎれもなくラヴェルのBoleroです。演奏もすごいが、編曲者もすごい。今回演奏される曲の編曲者は以下の方々です。

  • くるみ割り人形組曲:岩岡一志
  • 亡き王女のためのバヴァーヌ:磯部周平
  • ボレロ:川島素晴

5. それぞれの活躍をまた楽しめる
東京六人組のメンバーは、日頃は東京交響楽団、NHK交響楽団のメンバーとして、あるいはソリストとして活躍しています。クラシック初心者にとって、オーケストラのメンバー個人を認知する機会は少ないもの。ここで一歩ふみこんで個人名を認識しておけば、そのあとのそれぞれの活躍を楽しみにすることができます。大ホールの交響楽で、知った顔の演奏家が演奏しているのをみるだけでも、テンションがあがることでしょう。


つまり、初心者がもっとクラシックを楽しめるようになるコンサートとして企画したのです。CDでも東京六人組の演奏を楽しめますが、アイコンタクトや呼吸を含めた身体全体でアンサンブルをこなすところは、生演奏でないとわかりません。ぜひ、足をお運びください。(古瀬幸広)

チケット購入はLivePocketで
https://t.livepocket.jp/e/sxjhb

あるいは5月23日(月)~27日(金)は電話でのご予約も承ります。
11:00~19:00
03-6420-0121 インフォリーフ株式会社
まで。お名前と連絡先電話番号、枚数をお伺いします。
(留守番電話の場合は、上記3点を録音なさってください。)
※受付での現金決済のみとなります。

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