新型コロナウイルスにより、さまざまな被害を受けている世界の方々に、お見舞いを申し上げます。
Bach in the Subwaysへの参加も見合せましたが、鈴木雅明氏のすばらしい動画が公開されていましたので、シェアします。
新型コロナウイルスにより、さまざまな被害を受けている世界の方々に、お見舞いを申し上げます。
Bach in the Subwaysへの参加も見合せましたが、鈴木雅明氏のすばらしい動画が公開されていましたので、シェアします。
新型コロナウイルスのアウトブレイク抑止のため、官民こぞっての努力が続いています。この状況をかんがみ、大変残念ですが、2020年のBach in the Subwaysについては、協会としての活動を中止いたします。
演奏家のみなさまにおかれましては、Bach in the Subwaysのウェブページに登録の上、それぞれの判断での活動をお願いいたします。
「被災地にピアノの響きを!」プロジェクトが、2019年5月29日付朝日新聞(東京版)に紹介されました。
平成の記憶として忘れてはならないのは、大地震と豪雨の被害です。平成30年7月豪雨では、2018年6月28日から7月8日にかけて、西日本に大規模な水害をもたらしました。日本もClimate Change(気候変動)とは無縁でいられないことを実感する出来事であったと言えます。
岡山県倉敷市真備町では、小田川とその支流の堤防が決壊し、広範囲が冠水する被害が出ました。そしてそこに、中学校が2校。真備中学校と真備東中学校です。下の写真をみて、絶句しない方はいないでしょう。
Facebookグループ「クラシックを聴こう!」では、「被害を受けた楽器の面で、なにかできないか」という話題が早くから出ていました。被災地では衣食住の安定が優先課題。 きっとピアノの練習もままならない子どもがいるはずです。 現地が落ち着くのを待って、倉敷市教育委員会に連絡し、慎重に話し合ってきました。
一方で、ベルリン独日協会では、副会長の竹谷宗久氏が中心となり、支援金を集めるチャリティコンサートをたびたび開催されていました。同協会は3.11の東日本大震災においても、学校に楽器を支援した経験があります。竹谷氏は「クラシックを聴こう!」の会員でもあることから、「一緒にできることをやりましょう」と意見が一致し、ベルリン独日協会とクラシックを聴こう協会とが、真備中学校および真備東中学校に対して、楽器を支援するプロジェクトをたちあげることにしたのです。
楽器を選んだのは、もちろん私たちが音楽を趣味としているからですが、災害時の復興においては「後回しにされるもの」であるということもあります。衣食住と学習する環境の復活が最優先課題とされるのは当然のことです。しかし、音楽こそ、心の支えになるものでしょう。子どもたちから楽器にふれる機会を奪うことは、未来を奪うことです。学校からピアノの響きが失われることは、思い出も褪せるということです。
また、学校のピアノが復活していれば、自宅で練習ができなくなったお子さんも、練習を継続することができるでしょう。現地からの要望をうかがうと、グランドピアノ2台(真備中学校・真備東中学校)とクラシックギター1台・バスドラム2台でした。
税抜の定価での価格ですが、楽器を選定したら、このような金額となりました。
楽器 | メーカー | 型番 | 価格 | 台数 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
グランドピアノ | カワイ | GL-30 | 1,350,000 | 2 | 2,700,000 |
クラシックギター | ヤマハ | CG102 | 25,000 | 1 | 25,000 |
バスドラム | ヤマハ | MG-8324WH | 100,000 | 2 | 200,000 |
合計 | 2,925,000円 |
ベルリン独日協会のチャリティコンサートで集まったのは、849,591円(1ユーロ=121.20円換算)でした。必要な差額は2,075,409円(定価・税抜の試算)。クラウドファンディングの手数料(17%)や諸経費、それに消費税を加えて、250万円が必要です。
250万円を目標金額として、5月8日から、被災1年となる7月8日の間、クラウドファンディングを実施します。学校にピアノの響きを、子どもたちに演奏にふれる機会をとりもどすプロジェクトです。
なお、クラウドファンデングで目標金額以上のものが集まった場合、または、実際に支払う金額が予定より大幅に下回った場合は、寄付する楽器を増やすか、あるいは他の学校の支援にまわす予定です。
社会問題に向き合う人のクラウドファンディングサービス「GoodMorning」で、支援を募集しています。以下のリンクから支援をお願いたします。
https://camp-fire.jp/projects/view/155230
今回は、1口2,500円として、2口と4口の選択肢を用意しています。今回のプロジェクトが成功し、被災地にピアノの響きをとりもどす支援プロジェクトに多数のご賛同をいただけるなら、今後は「500円×5,000人」の支援ネットワークをつくりたいと考えています。このような少額の寄付でも、5,000人の賛同者がいれば、被災地にピアノを寄付することができます。
Climate change(気候変動)によって、これまで経験したことのない洪水が世界で起きています。 あまり想像したくないことですが、これから日本は、毎年のように、水害を経験することになるかもしれません(事実、平成29年7月九州北部豪雨に続いての、平成30年7月豪雨でした)。ワンコインで子どもたちの夢をつなぐゆるやかな組織体ができていれば、災害が続いても、臨機応変にピアノの響きを取り戻すことができます。ぜひこのプロジェクトを見守っていただきますようにお願いいたします。
ベルリンでのチャリティコンサートにご協力くださった演奏家の方々(順不同。敬称略)
水谷川優子(Vc.)/瀬川祥子(Vn.)/谷川かつら(Pf.)/日吉麻優子(Vn.)/中村芙悠子(Pf.)/滝千春(Vn.)/倉澤杏奈(Pf.)/杉田恵理(Va.)/北端祥人(Pf.)/マーク・ゴトーニ(Vn.)/山本貴志(Pf.)
先行して2019年春の卒業式・入学式にグランドピアノを寄付
ベルリン独日協会からの義捐金をもとに、今年の卒業式・入学式に間に合わせるべく、河合楽器製作所さんからも多大なご協力をいただき、真備東中学校には、グランドピアノGL-30を先行して寄付しています(真備中学校はまだ校舎復旧中です)。
ベルリン独日協会からの義捐金をもとに、今年の卒業式・入学式に間に合わせるべく、河合楽器製作所さんからも多大なご協力をいただき、真備東中学校には、グランドピアノGL-30を先行して寄付しています(真備中学校はまだ校舎復旧中です)。
現地ではまだ自宅にもどれない生徒も多く、真備中学校の生徒たちは、真備東中学校の敷地にたてられた仮設校舎で授業を受けています。そして多くの生徒は、仮設住宅からバスで通学している状況です。
2019年のBach in the Subwaysも、いよいよ今月です。「クラシックを聴こう!」の関係者による演奏イベントのお知らせのため、特設サイトをオープンしました。
日本橋三越カルチャーサロンにて、クラシック講座2018秋冬を開講します。
詳細情報はこちら
https://www.classical-fan.club/activities/mitsukoshi_salon
3月8日(木曜日/10:30~@杉並公会堂小ホール/開場10:10)の「ミュージックブランチ」第6回(2017-2018の最終回)は、ソプラノ歌手の紙谷弘子さんとピアノの本多昌子さんの演奏です。バッハ、シューベルトに日本の名曲をお楽しみください。
【プログラム】
バッハ:あなたが側にいるなら/シュベルト:至福 鱒/ベルク:4つの歌作品2/山田耕筰:唄 鐘が鳴ります 母のこゑ かやの木山の/橋本国彦:舞 ほか
料金:1,000円(1回券)
※当日券ございます。直接杉並公会堂小ホールにお越しください(B2F)。
杉並公会堂
杉並区上荻1-23-15
3月22日(木)19:00~20:30の三越クラシック講座は、岩岡一志先生による「オペラ、初歩の初歩」です。
敷居が高いと思われがちなクラシック音楽の中でも特に敷居が高いと思われているオペラ。2人のゲストと共に、実演と交えながらそのオペラの敷居を取り払います。
ゲスト
岡田愛(ソプラノ)/朝倉麻里亜(メゾソプラノ)
お二人のプロフィールはこちらをご覧ください。
なお、ゲスト出演者は予告なく変更となることもあります。
[チケット予約]
日本橋三越本店新館9Fカルチャーサロン店頭、および電話で受け付けています。
申込電話:03-3274-8595(10:30~19:00)
または、ウェブ予約もできます(講座前々日の午前10時30分まで)。
3月8日(木)16:00~17:30の三越クラシック講座は、中島よしふみ先生による「モーツァルトの本気と冗談(1)」です。
モーツァルトにとってまず音楽は遊び。音楽の冗談、冗談の音楽、音楽で冗談、冗談みたいな音楽などなど。すべてをやり尽くし、疾風の如く世を去った神童の心には、いつも父の存在があった。二人のゲストに楽しく親子を演じていただきます。
ゲスト
永井寛孝 演出/ベートヴェン
俳優・脚本・演出家・現在渋谷区恵比寿のテアトル・エコー文芸演出部所属。舞台、テレビなど各種の活動を展開。マルセ太郎の喜劇上演ユニットや、田中真弓(女優・声優)他と共に歌芝居集団『おっ,ぺれった』を創設し活動。ミュージカル「アマデウスがやってきた」(作:中島良史)では各地の公演を演出、主演。常にユーモア溢れる戯曲と洒脱な演技は定評がある。
ゲスト
岩本晃子 モーツァルト/ピアノ
お茶の水女子大学文教育学部芸術・表現行動学科音楽表現コース(ピアノ専攻)を卒業。在学中より東京工業大学、早稲田大学、学習院大学等、様々な大学合唱団の伴奏者として活躍。通奏低音を岡田龍之介氏、廣澤麻美氏に師事。また、ハンガリーの楽器ツィンバロンのピアノ。伴奏でCDリリース。
※ゲスト出演者は予告なく変更となることもあります。
[チケット購入]
ウェブ受付は終了。日本橋三越本店新館9Fカルチャーサロン店頭、または電話で受け付けています。
申込電話:03-3274-8595(10:30~19:00)
三越カルチャーサロンではじまった「クラシックを聴こう!講座」。「2018年春の講座」は次回のフレッシュコンサートで終了となります。3月29日(木)19:00~20:30の開催。ソプラノの岡田愛さん、メゾソプラノの朝倉麻里亜さんの歌唱を、山中麻鈴さんのピアノ伴奏でお楽しみください。
※チケット購入について
現在、日本橋三越本店新館9Fカルチャーサロン店頭、および電話で受け付けています。
申込電話:03-3274-8595(10:30~19:00)
27日午前10時30分までは、ウェブ申込もできます。
クラシックを聴こう!講座については、こちらをご覧ください。
――第一部――
◎日本の名曲より
朧月夜/早春譜/花の街
◎外国の名曲より
ホフマンの舟歌/オッフェンバック(オペラ『ホフマン物語』より)
オンブラマイフ/ヘンデル
アヴェマリア/ヴァヴィロフ(カッチーニ)
夕べの祈り/フンパーディンク(オペラ『ヘンゼルとグレーテル』より)
(休憩)
――第二部――
◎オペラ『フィガロの結婚』/モーツァルトより
第一幕
・序曲抜粋
第二幕
・6.Non so piu 自分で自分が分からない《ケルビーノ》
・12.Venite inginocchatevi (女装)《スザンナ》
・11.Voi che 恋とはどんなものかしら《ケルビーノ》
・14.Aprite, presto aprite! 開けて、急いで!《スザンナ・ケルビーノ》
第四幕
・28.Giunse al fin il momento とうとう嬉しいときが来た《スザンナ》
※出演者および曲目は、予告なく変更となる場合もございます。
岡田 愛(おかだ あい)/ソプラノ
長野県出身。信州大学教育学部音楽科、東京藝術大学音楽学部声楽専攻を卒業。イェルク・デームス氏によるマスタークラス修了。
ミラベル宮殿シュロスコンサートにてデームス氏と共演。2015年にはミラベル宮殿音楽監督のストラディバリウス奏者、ルッツ・レスコヴィッツ氏と共演。BS-TBS『日本名曲アルバム』Ensemble OASISメンバー。
これまでに吉江忠男、平松英子、池田京子、イェルク・デームス、エリー・アメリングの各氏に師事。現在、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程声楽専攻1年。
朝倉 麻里亜(あさくら まりあ)/メゾソプラノ
東京都出身。都立芸術高等学校卒業。東京音楽大学ピアノ専攻卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。
卒業時、同声会賞受賞。第22回日本クラシック音楽コンクール 声楽部門一般女子の部 第5位入賞。第29回市川市文化振興財団 新人演奏家コンクール 優秀賞受賞。BS-TBS『日本名曲アルバム』Ensemble OASIS、ドリームシンガーズメンバー。現在、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程声楽専攻1年。
山中 麻鈴(やまなか まりん)/ピアノ
兵庫県神戸市出身。
幼少の頃よりヤマハ音楽教室で学ぶ。2011年、自作曲を大友直人指揮、東京交響楽団と共演。
これまでに作曲を長谷川京子、平井正志、神本真理、藤原嘉文、澤内崇、林達也の各氏に、ピアノを永島香、佐野まり子、伊藤わか奈の各氏に師事。
兵庫県立西宮高校音楽科、東京藝術大学音楽学部作曲科を卒業。現在同大学大学院修士課程1年。伴奏ピアニストだけでなくオペラや新曲初演にも携わっている。
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